あたも技術ブログ

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【Xamarin.Android】XamarinプロジェクトのFabric登録【クラッシュレポート】

最近Javaのコード見るとうわっって思うくらいXamarinばっかり触っています。
今回もXamarinネタを頑張って書いていきます。

クラッシュレポート

アプリを開発しているとクラッシュレポートがほしくなってきますよね!
AndroidStudioで開発しているときはFabricを使用していたので、Xamarinでもそれでいいかなと思っていました。
しかし、なんとXamarinはFabric対応していないのです!!!

ちょっと調べてみたところ、Xamarinでクラッシュレポートを行う際はHockeyApp(元Xamarin Insightsという製品が使われていたよう)を使うのがいいみたいです。
だけど、今まで作ってきたアプリはFabricで管理してて、今回作るアプリだけHockeyAppかー、、、
どうせなら一緒にまとめたいなー、、、

と思い、XamarinでもFabricが使えるように頑張ってみました!笑
今回はその手順のご紹介です。(特にこだわりがなければHockeyAppにしましょう!)

Fabric利用手順

XamarinでFabricを利用するために、大きく以下のことを行います。

  1. Xamarinプロジェクト作成(パッケージ名設定)
  2. AndroidStudioでXamarinと同じパッケージ名でプロジェクトを作成
  3. AndroidStudioからアプリをFabricに登録
  4. Xamarin側でFabricの設定

以下詳細に記載

  1. 通常通りXamarinプロジェクトを作成

  2. プロジェクトの設定からパッケージ名を設定

  3. AndroidStudioでXamarinと同じパッケージ名でプロジェクトを作成

  4. AndroidStudioでFabric(Crashlytics)の登録
    Fabricの登録は以下のページを参考にしてください。
    www.dentare.net
    dev.classmethod.jp

  5. 一通りAndroidStudio側でFabricの設定を行ったら、一度アプリを実行してFabricにプロジェクトを登録
    (登録するだけなので、Hello worldとかでいいです)
    その後Fabricのサイトにログインし、先ほど実行したアプリが登録されていることを確認してください。

  6. Fabric公式サイトまたはFabricに登録するために作成したAndroidStudioのプロジェクトからAPIKEYを取得
    (Xamarin側で使用します)

  7. XamarinのNugetでhttps://github.com/azchohfi/Crashlytics.Droidを導入
    READMEに書いてある通りに、AndroidMajnifestとString.xml、ActivityのOnCreateを修正します!

  8. 修正後アプリを実行して、クラッシュしたときにFabricに送られていれば成功です!
    (クラッシュ用のコードを書いて確認すると楽です。)



正直ここまで面倒な手順を踏んでまでFabricに登録するメリットは少ないかもしれません、、、

今回はXamarinからFabricに登録する手段が分からなかったので、AndroidStudioでFabricに登録だけして、その後はXamarinから使用する方法を試してみました。
どうしてもFabricを使いたいって場合は試してみてください。