あたも技術ブログ

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【超初心者向け】デザイナーがUnityさわってみた#4

 


こんにちは。イラストを描くことも好きな なのはです。
前回はカメラと光について研究し、作業画面とゲーム画面の違いを知りました。
画面をぐるぐる回しましたね。

 

atamo-dev.hatenablog.com


↑前回の記事はコチラ

 

atamo-dev.hatenablog.com


↑最初から見たい人はコチラから

 

今回もPCは Windows10でお送りしますー!

 

第4回です。
まだ疲れてませんよね?

ゲーム好きだからゲーム作りたいって思ったあの時の勇気と希望を忘れてませんよね!?

……しかし準備と英語の山でしんどいよというのが現実。


今回は「おお?ゲームっぽい!?」という感動を味わえることをしますよ!

カメラで見回すことを生かしながら、ステージを作ってそこにボールを落としてみたいと思います。


……え?結果的にどんなゲーム作るの?って?
(鬼畜な)玉転がしですよ(*'ω'*)+


※大きさや位置は大体合っていれば、多少違っていても大丈夫です。
 また、オリジナルでやりたい!っていう人はぜひ挑戦してみてください。

 

ではまず前から使っている四角をステージにしたいと思います。
解説のために拡大鏡を使っていきます。

 

一番右の拡大縮小を使って、横幅と奥行きを大きくする
ツールを選んだ状態で四角の端にマウスカーソルを持ってくると、マークが変わります。

マークが変わったらぐっと引っ張ってみてください。

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ちなみに、作業画面ではどのツールを選んでいても右クリックをすると目のマークに変わってみている角度が変えられますよ!

右クリック+Altで上下左右に動かすとズームが出来ますよ!

Altを押しても目のマークになり、Alt+Ctrlで手のマークに変わります。ちょっと便利!↓f:id:atamo_dev:20171019134811p:plain

横を伸ばしたら奥行きも同じように伸ばして奥行きもあるステージを作ります。

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次に縦幅を変える
さっきまで使っていたツールではY軸(縦)の大きさは変えられないみたいだった。

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緑の軸をつかんで下げる。

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最後にぴったり合わせたい人でも出来るようにInspectorの数字をスッキリさせました。
赤枠の中の項目を同じ数字にしたら全く同じの状態になります。

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これでひとまずステージが出来ました。


次に、ボールを作ります

Hierarchyの何もないところで右クリックします。

「3D Object→Sphere」を選ぶと、ボールが出来ます。

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しかし、ゲーム画面にボールが映っていない
今はゲーム画面の外側にボールがある状態です。

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なので、座標(Position)のX、Y、Zを0変える

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f:id:atamo_dev:20171019135846p:plain
すると、真ん中に来てステージとなる四角にめり込んだ状態で現れます。
なのでポジションをもう少し上にしてぽとっと落ちるようにします。

 

もう少し上にする(高くしたい場合)は軸がYなので、PositionのYの数字を大きくしたら高くなる。

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入力欄の左隅にマウスカーソルを合わせるとマークが変わります。
その状態でクリックして左右に動かすと入力しなくても変える事が出来ます。

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※上方方向に4あげました。

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ようやくステージとボールが出来ました!


え?ボール空中じゃんと思った方。


ぴったりで作ると不具合が起こることがあるため、まずは落とすということをやってみようと思っています。

ゲームで「裏世界に行けた」みたいなバグが起きてしまわないように、落ちるところから始めました。

 

ここに動画再生みたいなボタンがありますよね?

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これを押すとゲームが始まるんです。
では、押したらどうなるか試してみましょう。

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何も起こらないですね?
いや、ゲームはスタートしていますよ

 

ただ、ボールに対して起こる事を何も設定していないので落ちたりしないんです。

 

では、ボールに「重力」を付けてみましょう。

Hierarchyにある「Sphere(=ボール)」をクリックします。

 

Sphereはボールのことです。

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クリックして選択出来たら右のInspectorにたくさん表示されると思います。

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これがボールに設定されている内容です。
Transformが座標や大きさや角度を設定できるように、その他の機能も色や判定などの設定があります。

 

◆Transform
位置、座標、回転の設定。

◆Sphere(Mesh Filter)
形(丸・ボール)、物体の形の設定。
最初に作った四角(現在はステージ)は「Cube」になっています。

◆Sphere Collider
当たり判定(丸・ボール)、丸の形の当たり判定の設定をされている。
最初に作った四角は「Box Collider」という四角の形の当たり判定が設定されています。

これが設定されていないと、落ちたボールがステージを貫通します。

◆Mesh Renderer
色や影の設定、見た目の設定。
影の濃さを変えたり、物体を消して影だけにしたりできる。

影だけ見える透明な敵とか作れそう。

 

 

今は下に落ちる命令である「重力」の指示がされていないことが分かりましたね。
なので新たに重力の指示をします。
もっと知りたいなと思ったら、一項目ずつ、上から順番に何が起こるのか押してみるのもアリです。
※Control+Zで押した回数分、前の状態戻せます(大体は)。

 


Inspectorの一番下に「Add Component」というボタンがあります。


「選択したもの(ボール)に対して設定や指示を追加するボタン」です。

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押すとまず、何のジャンルの設定を追加するか聞いてきます。

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「Physics」を使います。
直訳すると「物理」と出てきます。

物に思った通りの動きをさせるための項目です。
ちなみに一つ下にある「Physics 2D」は2Dのものを作る時に使うので今回は使いません。


他にもたくさんあるので全部説明していきたいですけど、記事が2つぐらいできてしまうぐらい長くなるので省略。
もしかしたら他の記事で説明するかも。

 

「Physics」をクリックしてください。
なんだかまたずらっと出てきましたが……。

 

一番上にある「Rigidbody」を使います。

「Rigidbody」をクリックしてください。

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※出来ない、Inspectorに「Add Component」がないって人は「Sphere(ボール)」が選択出来ていない可能性があります。


「Rigidbody」は簡単に説明すると「重力」です。
今やったのは「ボールに重力を付ける」ということです。

 

さっき押したゲーム開始ボタンを押して確認してみましょう。
↓これを押す↓

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ボールがステージの上にすとーんと落ちたと思います。


ぽとっという感じで。

 

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おお!動いた!!
ボールが落ちただけでもすごい感動!

これが初心者というやつですね!

 

でも、このボールが転がったらすごくないですか?


……そう思いますよね!

 

次回はボールを動かす仕組みを作っていきます。